安中市古民家お引渡し完了しました

本日、安中市の古民家引渡しが完了しました。

敷地が約800坪、母屋だけでも80坪ほどある敷地も建物も大きな古民家住宅です。

母屋は築約100年。

敷地内には蔵や井戸もあり、使いこなせる方にとっては魅力的な物件です。

売主様は県外にお住まいで以前にも当社に売却の依頼を頂いたことのあるお客様。

以前は農地の売却でしたが、日に日に傷みが出てくる建物と広い敷地(農地を含む)の売却を今回はご依頼頂きました。

この物件は通常の土地売却から考えると広すぎることもポイントでしたが、面積の半分以上が農業振興地域に属する農地だったことも大きなポイントでした。基本的には農家でない一般の方が農地を買うことは基本的に出来ません。

その為、今回は買主様が農業を行う意思がありましたので安中市の行なっている空家バンクの制度を活用しました。これを使うことによって農地を農地のままで所有権移転が出来ますので、通常1年ほどかかる除外申請が必要なくなり、買主様も農地のままで所有出来るので固定資産税の心配がいらなくなります。

建物内も荷物の片付けや補修、屋敷内の竹林の片付けや農地の復元等ご購入いただいた後もやる事は盛りだくさんですが、買主様ご夫妻がご自身でされるという事です。今までもある程度の年式の物件は最初から業者頼みを予定されている方には難しいと感じていましたが、今回もベストな買主様に出会えたことが物件にとっても一番だったのではないかと思います。ちなみに農地転用の3条申請も奥様ご自身でされたそうです。すごい！