地主様から貸地の問題でご相談がありました
当社でアパートを管理させていただいている大家さんから相談がありました
そのアパート隣接の土地を
「飲食店を経営している方に貸しているが、最近事前の相談もなく物置を建築されてしまった。親の代から貸しているが昔のことだから契約書も作っていなかった。今後の為にもここで契約書をキッチリと作っておきたいので相談にのって欲しい」というご要望でした。
駐車場として貸していた筈の土地にある日勝手に建物が…
こちらの大家さんはご自身の物件をとても大切にされていて、月に何度かは物件の掃除にいらっしゃる方でした
その為、いつものようにアパートに来てみたら、貸している土地に勝手に建物が建っていたのでビックリ
そこで借主さんに確認をしたら、当然借主さんも悪気はなくご商売も順調に推移していて荷物を保管するのに必要だったので建ててしまったというお話しでした
ただ当然地主(大家)さんからすれば、土地を貸しているだけだった筈なのに建物を建てるなんてと少し釈然としないのも事実
そこで、今後の為にも契約書を作っておいた方が良いだろうという事になり当社に相談にお越しになられました
不動産の問題はいつでも少し特殊です。放って置くのが一番の問題。すぐに対処した方が良いかもしれません
何度かのお話を経て、今回は建物の所有を目的としない土地の賃貸借契約書でお話を進めることになりました
地主さん側も借主さん側も代が変わってしまっていることもあり、当初の詳しい契約内容はハッキリとは分かりません
書面が残っている訳ではないので、お互いの捉え方も違っていて当然ですし、だからこそ建物が建ってしまったともいえるでしょう
今回は今後に向けて、家賃や契約期間、保証人等を含め現在の状況で想定し得る将来起こり得ることまでを含め契約書を作成させていただきました
そこまでしても地主さんにとってはまた想定し得ないことが起こったらどうしようと心配されていましたが、
①その場合にはまたその時点で相談にも乗らせていただく事
②ここまでしても想定外の事が起こる可能性は0ではなく、その場合にはその時に弁護士をはじめとする、当社の協力資格者の力を借りて解決していくこと
③今後何か引っ掛かることがあればすぐに声を掛けて欲しい
という事をお話しし、少しご安心頂けたようでした
何事もそうですが、特に不動産の事は一般的な普段の生活においては馴染みがないことが通常ですので、気になった時点ですぐにご相談いただく事が肝心です
今回の件も契約完了までにはもう少し時間が必要ですが、当社の大切な大家さんですので完了まで引き続きお手伝いさせていただこうと思っています
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