杉の伐採が完了しました

杉の伐採が完了しました


この集積所からいよいよ製材所に向かいます


お家に使うように育てられた木ではない為


プロに言わせると完璧ではないようですが


お施主さんの「地元の木で家を建てたい」という思いには十分答えられそうです



今のご時世、メーカーやビルダーに家作りを任せると


いつものプレカット工場から仕入れた材木で普通に家は建ちます


ただ、残念ながら何処でどのような環境で育った木なのかは分かりません


もちろん分かったからどうだという訳でもありませんが、


今回のお施主さんは子供たちを育てるために建てた今の家も


群馬県産材を使いたいと県産材指定で建てた家なので


今回は育った場所を確認し、伐採、製材そして建築している状態まで


すべて自身の目で確かめながら「終の棲家」を建てたいという希望をお持ちです


贅沢かもしれませんが、当然の希望なのかもしれません


昔は自分の山の木で家を建てるという事はごく普通のことでした


それがやりたくても出来なくなってしまった時代だからこそ


そしてお金を出しさえすれば思い通りの物が手に入る時代だからこそ


お金に換えられないものに価値を見出す


そんな生き方をしていきたいものだと思います