有限会社佳弥コーポレーション
2023年04月07日
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伐採した杉の製材が始まりました
先日伐採した山の杉が製材所に到着し、いよいよ製材が始まりました
見たこともない巨大な機械が動き、大きな丸太が見る間に柱や梁になっていきます
この後は、工務店で低温乾燥から自然乾燥を経て建築に使える材になっていきます
建築の全過程を実際に見ながら進めて行けるのは珍しく、貴重な体験になりそうです
今回はせっかくの機会なので、杉が山に生えている段階から関わらせていただいています
伐採、集積、搬出を経て今回は製材所に行って来ました
上の写真は丸太から梁材を切り出しているところですが、
まさしく切り出している部分は床材として使う予定の3㎝厚の床材
3.6㎝で切り出して、乾燥の後、プレナーを掛けて実加工をして仕上げていきます
今回のお家は丸太から梁や柱、土台等はもちろん
床材、天井材、壁材から造り付けの家具も今回の杉で賄う予定です
建築士の方からもお話を伺いましたが
今は人間が手で材料を刻むよりも機械で加工した方が正確だなどと言って
ほとんどがプレカット加工をされた材料を使って家を建てるそうです
ただ、中には上棟時の手間を減らすためにプレカットの刻みを
緩くしておくように言ってくるビルダーもあるようです
そんなことをしたら基準法に則って建物を建てたとしても如何なものかと思います
要は建築に関わる人たちの矜持の問題だとは思いますが、
こればかりは名前が売れている会社だから大丈夫だとは言えないところが
怖いところです
今回は材を切り出すところから、施主、建築士、工務店が関わっているので
一般的な建築よりは関係者のつながりが目に見えている分安心かもしれません
全部で200本強の材、全ての製材が終わるまでにはもう少し時間が掛かりそうです
丸太から梁が切り出されていきます
切り出された梁材
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