「そのまま住める中古住宅」
「このまま家賃を払い続けるくらいなら手頃な価格の中古住宅を買った方がいいのかも」とご来店されるお客様が最近は増えてきているように感じます。
昔は中古ではなく新築を考える方もいたのかもですが、昨今の建築費高騰の煽りを受けて住み替えで注文住宅を検討する人は少なくなっているのかもしれません。
中古住宅を検討するお客様は、費用面をできるだけ抑えて新たな住居を探したいという思いをもってご連絡くださる方が殆どです。
ただ、例えば500万円の物件を購入するときに、500万円支払えばそのまま住める家が手に入るかと言われるとどうしても厳しいですというお答えになってしまいます。
売却される中古住宅の事情
そもそも弊社に中古住宅売却のご相談に来るお客様に理由を聞くと、「相続したけど使う予定はない」と答える方が多いです。
その時点で元々の所有者さんは病院や施設へ入っていて、既に数年空家期間がある場合も少なくありません。
空家期間が数年あるだけでも家はどうしても傷んでしまうものです。
大きな例を一つ上げると、一度水を通してしまった給湯器に、数年水を通さない時期があるだけで使えなくなってしまう可能性があること。
それだけでも販売価格に給湯器交換の費用を加えて考える必要があります。
他にも建物自体の古さや、前の居住者がどのように使用していたか等々によって、新たな快適な生活の為の改修費用は変わります。
トイレやお風呂・洗濯機が建物の外にある物件なら建物内部へ入れる改築をした方がいいかもしれないし、喫煙者が住んでいた物件ならクロスの張替が必要かもしれない。
建物が古ければ外壁や屋根・樋は修理すべき点があちこちあるだろうし、断熱性も今の建物には到底及びません。
建物は新築した時が一番いい状態です。時間が経つにつれ、どうしても傷みや不具合が増えていきます。
中古住宅を買う、と考えた時「そのまま住める中古住宅が欲しい」気持ちは非常によくわかります。
ただ「中古住宅」だというだけで「そのまま住める(=快適に住める)」条件を満たすことは本当に難しいのです。
改修は前提として、お互いの納得できる形で
物件のご案内の際「想像よりも随分…」とお話しくださるお客様は多いです。
新しい生活のための拠点を探しにきているのですから、期待も持っていらっしゃるでしょうし、今は「田舎暮らし」に憧れのイメージが強くあるのもギャップを感じる一因かもしれません。
それでも不動産、特に中古住宅はあるものしかなく、現状は見た通りでしかありません。
そこは変えることができませんが、契約の条件については変えることができます。
勿論その条件について、お互い納得できるようまとめるのが不動産会社の役目。
「この中古住宅、この条件になるなら買えるのに」と悩んだ時はお気軽にご相談ください。

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