売った方が良いのか?貸した方が良いのか?
本日、お客様から
「住まない家があるんだけど、売った方が良いのか?貸した方が良いのか?相談に乗って下さい」
という連絡を頂きました。
一番の問題は住宅ローンの残債務かも知れません・・・
お客様ご自身の財産ですから売るのも、貸すのも、もちろん自由です。
ただ、売る場合に問題となるのは、住宅ローンがある場合にはそれを返済しない限りは銀行さんが土地と建物に設定している抵当権を外してくれない事。
頭金をたっぷり入れてあったり、少なくとも10年以上返済が進んでいるなどの場合を除いては売却金額で残債務を返済するのは難しい場合が多いように思います。都内や高崎市の人気の高い場所などは違うかもしれませんけれども。
よしんば上手く返済は出来たとしても、手元に幾ばくかのお金を残すことはなかなか難しいのではないでしょうか?家を売って借金はなくなったけど、住むところもなくなっただけというのは、売ろうと考えた最初の目的と乖離しているのではないでしょうか。
売るのは先送りして、まずは賃貸という方法もあるのでは!?
賃貸であれば、通常は(オーバーローンとかでなければ)家賃収入でローンの返済が出来て、幾ばくかの金額を手元に残すことが出来ます。
例えば、1500万円の残債で月々5万円の返済 築6年、30坪の建物であれば
安中市内なら9万円位で貸し出している当社の管理物件があります
5万円の返済をして当社で管理料をお預かりしても毎月3.5万円が手元に残ります
1年で42万円、10年貸せば420万円
その時点で売却を考えても、まだ築16年 ボロボロとは程遠い十分売却出来る建物です。
今売ってしまえば手元には1円も残らない。
10年貸してから売れば420万円残せる可能性がある。
もちろん「貸す」という行為はビジネスですから空室などのリスクがあります
なので、ビジネスならばしっかりとリスクヘッジをして取り組んで利益を残すべきと考えます。(この部分は当社でしっかりとお手伝いできる部分です)
ただ、この方法は銀行さんに内緒でやると問題になります。
当社でお預かりしている大家さんは皆、銀行さんとコミュニケーションをしっかりとって行っていますので、この方法をお考えの場合はお気を付けください。
不動産業者として、賃貸管理に真剣に取り組んでいないと「売った方が良いですよ!」という結論になりがちです
不動産業者としては
①空室や補修などのリスク管理が家主さんとのトラブルの原因になったり
②貸出すまでに銀行さんとの折衝やその後の管理が必要なので手間が掛かったり
③そもそも賃貸で客付が出来るかどうか自信がない為、
「売ってしまった方が良いんじゃないですか?」となりがちです
でも、決めるのはお客様です
当社では売買のメリットやデメリット、同様に賃貸のメリットやデメリット
それを十分ご説明して最終的にはお客様の判断に全力で寄り添います
迷ったときはご相談ください
きっとベストな解決方法を見つけることが出来ます
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