国と「土地売買に関する契約書」というものを結びました
国と当社所有土地の不動産売買契約を結びました。当社前面道路が国道18号線になるのですが、店舗敷地とは別に所有している国道沿いの土地が道路拡幅事業にあたり、めでたく(?)買収されることになりました。
収用も経験してみると色々と思うところがあり
国道の拡幅事業などというと、「新しい豪邸が建つんじゃないか」とか「お金が入っていいね」などと昔から言われますが、今回自らが当事者になって感じたことは「お金はいらないから事業地から外して欲しい」という事です
まずは我々は宅建業者ですからそもそも自力で販売した方が坪単価が良いという事。国の事業とはこんなものかというのが買い上げ価格に対する実感です。積算根拠も示されず、国の基準というものがあるそうですが実際は聞いても良く分からない
しかも必要な分だけしか買い上げないから残された土地の形には当然お構いなしです。当社の場合には国道に接している部分から約6mだけ買い上げられてしまいましたので、残ったのは幅6mの細長い(約50m)土地。縦列駐車の駐車場位しか使いようがないかもしれません
悲しい
でもいいんです
今より国道が広くなって自分も含めたみんなが使いやすくなれば
国の仕事ってそういうもんだと思います
当社に交渉に来ていただいていた担当官の方も全ての地主さんと交渉しなければならないので本当に大変な仕事だと思います
私がわがままを言って時間を取らせたりしたくないんです
ですので私は一発OKです。
担当官の方も少しは気持ちが楽だったのではないでしょうか
当社ではこれからも国道沿い、県道沿いの土地を取得していくことと思います。
もしその土地が収用になると決まったら変わらず、気持ち良く(内心は別かもしれません)土地をお譲りします
そういえば、
土地売買に関する契約書には「引渡しの時期」の設定がないんです。こちらが全額受領しなくても所有権は国に移転してしまうんです。
これに関してはいろいろとメリットも感じたので不満はないのですが、そういったところも民間と違って面白いなと感じました
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